ドクター合宿 in 上海/マーメイド歯科 2017/11/6
マーメイド歯科クリニック 王子2号です。
はじめてのブログ投稿になります。
11月1日から3日の3日間、診療を1日休みにしてもらい、上海に東風会のドクター陣とともに合宿に行ってきました。
上海には東風会の分院があり、理事長の守屋先生が10年ほど前から診療をされていて、その縁もあり、今回上海の幾つかの病院を見学させて頂きました。
まずは、上海市の北側に位置する公立の病院です。
一般の病院に併設する形で、歯科専門の建物があります。
地上4階建てで、１階が受付と一般患者治療フロアー、2階が難症例患者のフロアー、3階がVIP患者フロアーで4階に大きな会議室がありました。
到着後4階の会議室にて交流会が開かれた後に病院見学をしました。
歯科の診療台は全部で35台あり、スタッフは122名在籍し、そのうちの35％がドクターとのことでした。
設備は日本の質とほとんど同じレベルかそれ以上の器械が備えてあり、滅菌や消毒もきちんと行われていて、専用の部屋が設置されていました。
歯科診療所の見学のあとは、総合病院の見学も行いました。こちらは日本の大学病院並みの規模で、設備なども日本と変わらないように感じましたが、ICUや手術室には患者家族の待合室がなく、エレベーターホールにベットを持ち込んで、患者家族が寝泊まりしている様子は日本と大きく違いました。設備面は日本と変わらない質である反面、患者や家族に対する対応という面ではまだまだ遅れている感じがしました。
もう1つが、上海市の南東部に位置する、私立の病院（ヨセミテクリニック）です。
中国では公立の病院が主ですが、近年の経済発展に伴い、富裕層や在中外国人向けの、私立の病院が設立される動きが盛んになっているとのことでした。
ここでも施設に到着後は交流会が開かれ、日中双方の病院の特徴などが紹介され、活発な意見交換が行われました。我らが大村先生も、栄養療法についての質問に回答されていました！
交流会の後は、昼食をはさんで、病院見学がありました。公立の病院の規模には劣りますが、最新の機器が備えてあり、病室や診療室もとてもきれいでした。
ここは医科診療が主で、歯科の診療台は2台だけでしたが、日本と変わらない設備が整えてありました。日本人の麻酔科の先生が働いておられ、院内を紹介してもらいました。
見学の合間で観光もしましたが、超高層ビルが建っているかと思えば、電線に洗濯物が干してあったり、原付が歩道を走っていたりと、とても“ふり幅”の大きな街だと感じました。街中はどこにいっても活気があり、これからまだまだ発展していくことを予感させるような雰囲気に満ち満ちていました。
上海の熱気に背中を押され、
これからも頑張っていこうと新たな気持ちになれる合宿でした。
