嚥下内視鏡検査研修を受講してきました/グレイスデンタルクリニック 2018/2/24
先日、グレイスの非常勤歯科医師松田先生と私、衛生士永井とで、
「摂食嚥下スクリーニング検査とVE(嚥下内視鏡検査)研修」を受講してきました。
嚥下内視鏡検査というのは,内視鏡(ファイバースコープまたは電子内視鏡)を用いて実施する嚥下機能検査です。この検査には,場所を選ばずどこでも繰り返し実施できるので訪問宅で嚥下検査が出来ます。患者様への負担は・・・内視鏡を鼻から入れていくので少々辛いかも。
しかし、咽頭に内視鏡をおき嚥下の状態を観察が出来るので、咽頭・喉頭のどの機能に問題があるか?実際に検査食を食べてもらうので、早期咽頭流入,嚥下反射惹起のタイミング,咽頭残留,喉頭流入・誤嚥の嚥下機能の評価が肉眼で出来るのです。
この検査を行い問題点を改善すべくリハビリを行って行きます。
スクリーニングテストというものでおおよそのあたりはつけれますが、やはり肉眼で確認できる内視鏡の検査にはかないません。
・・・・・すこし難しい話となってしまいましたが、ご家族に食事中むせていて誤嚥していないかしら?等などご心配な方がいらっしゃいましたら内視鏡検査受けてみられるのもいいかもしれません。
それにしても、1日中咽頭の映像ばかり見ていると嚥下機能の勉強ではありましたが、私たちが訪問し行っている口腔ケアがどれだけ生命に関わるほど重要かということ消化器官の口腔ということを思い知りました。とてもよい勉強をさせて頂きました