東風会スタッフの日常

岡山倉敷に6つの歯科医院を展開する医療法人社団東風会

東風会スタッフの日常

デンタルIQとは何か/グレイスデンタルクリニック 2018/06/17

グレイスデンタルクリニックの歯科医師、町田です。

 
今まで、歯髄の保存、歯の破折の予防について書いてきました。
 
今回は、デンタルIQについてです。
 
デンタルIQというのは、歯科の知識がどれだけあるかという指標で、
具体的な計算方法が確立されているわけではありません。
 
最も大切なことは、
 
患者さんのデンタルIQが高いか低いかで、歯科医師は治療方針を修正せざるを得ない
 
ということです。
 
もちろん、我々歯科医師や歯科衛生士、歯科技工士にもデンタルIQの高低はありますが、どちらかといえば、
 
患者説明の方法や、治療方針をどう決めるか、という悩みに対して出てきた考えが、「デンタルIQ」という指標です。
 
インターネット上の知識には、間違いや誇大表現も多いので、ネット情報だけでデンタルIQを高めるのもあまり推奨できませんが、
 
日ごろから、
 
「自分の歯が今どうなっていて、どういう方法で治したいか」
 
を考え、補助的にインターネットで調べるというのは、ありでしょう。
 
 
 
個人的には(おそらく多くの先生方も)、治療方針を決めるときに考えるのは以下の4つです。
 
1:医学的な事実から考えて、最良の治療は何か(エビデンスに基づいた治療:EBM)
 
2:設備・技術・経験的に、自分が最も安定した成績を残せる治療は何か
 
3:患者さんが快適な治療は何か(痛み・治療費・来院回数・治療時間)
 
4:デンタルIQ(患者さんが治療に協力的か、患者さんが理解・納得してくれる治療かどうか)
 
実際には、全身疾患や、過去の治療歴、スタッフのレベルなど総合的に判断することになりますが、
 
 
患者さんの立場にたってみれば、デンタルIQをあげておくに越したことはありません。
 
ただ、デンタルIQを上げすぎると、不安・不満が大きくなり、
満足いく歯科医院がどんどん少なくなり、
 
不毛な「ドクターショッピングで歯科医院を転々とするリスクもあります。
 
 
 
「デンタルIQを高めるのは面倒だけれど、後悔はしたくない」
 
という方は、きっちり歯科医師に、
 
・なぜその治療をするのか
・他の選択肢は何か
・今後どういうステップを踏むのか(治療期間)
放置した場合(重要です)確率的に(重要です)どうなっていくのか
 
などを質問しておくのが良いといえます。
 
質問攻めにしても良いと思いますが、歯科医院の立場にすれば、忙しい中で答えるにしても限度もありますので、
 
あらかじめ聞きたいことをまとめておくと、より満足いく回答が得られると思います。
 
こういう質問を敬遠する歯科医院もあるでしょうが、
東風会は、患者さんの声を大事にしています。
 
 
 
一方で、知らぬが仏という言葉もありますので、デンタルIQが低い方が、かえって楽だという話もあります。
 
デンタルIQなど高めなくとも、信頼できる先生に診てもらえれば、十分満足度できるという側面もあります。
 
 
歯科治療は、なかなかに奥が深く、難しいものだといえます。
 
東風会は、患者さんと一緒に考えることを大切にしていますので、
 
是非お気軽にご相談ください。
 
(文責:町田)
 
医療法人社団東風会